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「皮脂膜」の存在が肌の乾燥を防ぐ

肌とひとくくりにいってしまうことが多いですが、人間の肌というのは様々な層が重なってできています。肌のしくみや構造をしっておくと肌にトラブルがおこったときにも何が悪いのか?どこに問題があるのか?理解しやすいので知識として知っておいて損はないです。


肌を大きく分けると「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つに分類されます。肌の潤いに関係しているのは、表皮の部分で表皮の一番外側には「皮脂膜」という部分があります。


皮脂膜は、皮脂腺から分泌される皮脂(油分)と汗腺から出る汗(水分)によって構成されたいわば天然の保湿クリームです。


この皮脂膜が、外部からの刺激から肌を守り、同時に肌の内側からの水分蒸発を防ぐという役割を果たしてくれています。 皮脂膜の潤いを保つ働き以外には


・肌の柔軟性や弾力性を維持
・異物や細菌の皮膚内への進入を防ぐ
・暑さや寒さから守る。


など健やかな肌にとって欠かせない働きをしてくれているのが皮脂膜です。


しかし、この皮脂膜も適度にある分にはすばらしい働きをしてくれますが、皮脂膜の量が多すぎると今度は肌が脂っぽくなってしまいますし、そのまま放置してしまうと、時間の経過とともに酸化・変質してしまって、肌トラブルを引き起こす原因にもなってしまいます。


そうならないように、洗顔で古い皮脂膜は取り除くようにしないといけません。


◆ 男性のほうが肌ツヤがよく、小じわが少ないのは皮脂のおかげ


同じ年齢の男性と女性を比べた場合、男性の肌のほうが肌ツヤはいいし、小じわは少ないことが多いです。肌年齢も男性のほうが若いことが多いのですが、この理由は男性のほうが皮脂の分泌量が多いからなんです。


単純に皮脂量だけで比較すると、女性の20代と男性の60代が同じぐらい、女性の30代の皮脂量が男性の70代と同じくらいです。


皮脂の分泌量そのものは年齢とともに減少していきますから、 若い頃は肌の乾燥が気にならなくてもいつの間にか乾燥肌になってしまったということもよくあります。この変化を一番大きく感じるのは30代になってからですね。


季節的な皮脂の分泌量の変化の話もつけくわえると、これはもう多くの人がみずから実感できるように、春から夏にかけては皮脂・汗の分泌が増えますし、秋から冬にかけて皮脂・汗の分泌は少なくなっていくので、皮脂膜は不足しがちです。


冬場はこうした皮脂・汗の分泌量が減ることに加えて空気も乾燥してくるのでよけいに肌の乾燥が気になります。うるおいが不足した肌は外部からの刺激にも弱くなりトラブルも起こしやすくなります。


不足した皮脂および皮脂膜の役割をサポートするのが基礎化粧品(特に美容液、乳液、クリーム)で、皮脂膜の代わりとなって肌を保護し、水分の蒸散を防いでくれます。


洗顔後は一時的ですが、皮脂膜が取り除かれた無防備な状態になるので、肌を保護し、うるおいを逃がさないためには、化粧水、美容液、乳液、クリームでのケアが必要になってきます。